日々抗がん剤による脱毛相談をお受けしていると、「スキンヘッドってどうなの?」とよく尋ねられます。

う~ん、様々な理由があってお勧めしてはいませんが、最終手段としてはアリです。

そのあたりご紹介しますね。

頭皮の状況を確認させていただきます

抜けてる最中は頭皮がピリピリ、チクチクするというお声をよく聞きます。

地肌の状況によってはバリカンの刃が直接当たるような仕事はするべきでないと判断することもありますよ。

医療用ウイッグなど被る予定はありますか?

いくら脱毛が多くても、もみあげや生え際の髪が多少でも残ることが多いです。

その残ったもみあげや生え際の自毛をウイッグに馴染ませることで産毛に見えるのでウイッグがより自然に見えるのです。

例えばウイッグが風になびいた時でも、生え際の自毛があるとないでは、見え方、安心感が結構違うものです。

なので究極の話しでは、ウイッグ中心の生活をお考えの方には、生え際だけ残して後は剃りあげるなんていう可能性も提案したりします。

意外と暑く、寒いです

スキンヘッドは外気が直接肌に触れるため、やはり寒暖を頭皮に直接受けますね。

直射日光なんかは火傷になりますので絶対NGと思います。

それでもスキンヘッドにしたい

部分的に地肌が見える位の脱毛がある場合、やはりそこに合わせて剃るほうが自然ではあります。

今日も結果スキンヘッドにしましたが、念のため家族さんと職場の上司さんに電話してもらい許可をもらってから行いました。

考えすぎかもしれませんが、第2の患者と言われる家族さんが受け入れられない髪型にするわけにもいかないと思っています。

頭皮に優しい施術をします

スキンヘッドといってもカミソリでの剃髪は行いません。

そもそも抗がん剤治療中は、カミソリを一切使いません。

目に見えないような小さい傷も血液の数値が変わる治療中にはつけるわけにいきませんので。

なので、電気シェーバーでスキンヘッドにいたします。プロが使うとよく剃れますよ。

実はお坊さんの常連さんもいる位ですので。

スキンヘッドもご相談ください

家族、職場といった社会との関わりの中で、自分らしく生きるための脱毛との付き合い方。

正解は一つではないです。そこらへんも一緒に考えていきましょう。