各地域には様々な患者会がありますが、病院別・がん種別・年齢別・治療法別など、テーマや理念、会員層も色々です。

患者会への敷居が高く、これから参加したくても情報がないですよね。

まさに今、そんな会話を治療中の患者さんとしていました。

同じお声をあまりにたくさん聞くもので、ちょうど1年前に調査も兼ねて兵庫県最大の病院外のがん患者会「ゆずりは」に参加しました。

以来、代表も面白く、活動もユニークなので世話人としてどっぷり浸かっております。

結局、「ゆずりは」に関わることで県内の他の患者会ともつながりが出来たので結果オーライですね。

というわけで、病院内にあって病院外の患者会情報にもお答えできるヘアサロンです。

以下、「ゆずりは」4月定例会のご案内をいたしますね。僕も必ず受付まわりにおりますのでご安心ください。

がん患者グループ ゆずりは 四月定例会

2018年4月14日(土)

兵庫県民会館1202号室

参加者お顔拝見会 12:30~13:20

  講演会13:30~、交流会15:15~16:45

参加費:一般800円 (どなたでも参加可能)

テーマは医療者・患者・家族で考えるセデーション(鎮静)

講師は淀川キリスト教病院緩和医療内科 池永晶之氏です

取り上げるセデーションとは「旅立ち直前期の耐えられない痛み」を避ける措置ですが、現実の人格的<生>はそこで終わりとなります。

今回、安楽死との違いなどの倫理的側面は問題としません。

考えたいのは「家族が同じ方向を見つめ、残された人々がセデーションによって温かい気持ちを持つためには何が必要か?」という視点。

病院でも取り上げない問題に、「ゆずりは」は向き合います。

セデーション開始直後、当人は何も分からなくなるでしょう。

でも、GOサインを出す御家族には辛い時間です。場合によっては、ずっと自問自答する問いを抱え込むことになるかもしれません。

だから今回は「家族という立場で関わる可能性をお持ちの方にもお越し頂き、共に向き合って頂きたい」という思いを私は持っています。

そして池永先生にも参加していただく第二部交流会で、《ゆずりは》のベースである《今、私達に出来ること》・・・を皆で考える。

社会の中で《ゆずりは》が担うべき役割は、そこにあると信じています。