### 抗がん剤治療中でも自信を持てるオンラインメイクのコツ

みなさん、こんにちは。抗がん剤治療を受けている間も、オンライン上で人とつながることは心の支えになりますね。

でも「画面に映る自分の姿が気になる…」という声をよく耳にします。安心してください!

治療中でも自分らしく、元気に見えるオンラインメイクのコツをお伝えします。

### 画面越しのメイクは実際と違って見える

実は、鏡で見る自分とカメラに映る自分は異なるんです。カメラを通すと色が薄く見えたり、顔の立体感が失われがち。

特に治療中は肌色が変化することもあり、画面ではさらに顔色が悪く映ることがあります。

ちょっとしたコツをご紹介します:
・ベースメイクは普段より半トーン明るい色を選んでみましょう
・頬に自然なピンク色のチークを優しくのせると、血色がよく見えます
・カメラの位置は少し高めに設定すると、顔がすっきり見えますよ

「でも、メイク道具をそろえる余裕がない…」という方には、一本でも使えるマルチカラースティックがおすすめ。

頬、唇、まぶたと一本で複数の部分に使えて便利です。

### 目元と口元で印象を大きく変える

抗がん剤治療では、眉毛やまつ毛が薄くなることがありますよね。特にオンラインでは目元の印象が大切です。

【眉毛のコツ】
治療前に自分の眉の形を写真に残しておくと、描くときの参考になります。

普段より少し太めに、少し濃いめに描くと画面映えします。眉マスカラや眉ティントを使うと、汗や皮脂で落ちにくいのでおすすめです。

【まつ毛が薄くなったとき】
・アイラインは細めに、まつ毛の生え際(目の際)を埋めるように
・ブラウン系のアイラインは自然な印象に
・マスカラは根元からしっかりつけると、まばらなまつ毛もボリュームアップ

口元は画面では色が飛びやすいので、普段より少し鮮やかな色を選びましょう。

「病人っぽく見られたくない」という気持ち、よくわかります。明るい色のリップは気分も上げてくれますよ。

唇の乾燥が気になる方は、保湿効果のあるリップを選んでくださいね。

### 長時間のオンラインでも崩れないテクニック

治療中は体力も限られています。少ない労力で長持ちするメイクと環境づくりをしましょう。

【光の工夫】
窓からの自然光が一番きれいに映りますが、直射日光は避けて。カーテン越しの柔らかい光が肌をきれいに見せます。

光源が顔の正面にあると、影ができにくく、疲れた表情も目立ちません。

【長持ちメイクのコツ】
・化粧崩れ防止下地を使う(特に汗をかきやすい方に)
・ティッシュで軽く押さえてから、フェイスパウダーを重ねると化粧崩れ防止に
・ウォータープルーフタイプのアイメイク製品を選ぶと、涙や汗に強い

何より大切なのは、自分らしさです。「こうしなければならない」というルールはありません。

今日は少しだけリップを塗るだけでも、アイメイクだけでも大丈夫。できる範囲で、ご自身が「これなら人と会える」と思えるメイクが一番です。

治療は大変な時期ですが、オンラインで大切な人とつながることで心の支えになります。

「今日はきれいに見えるね」と言われると嬉しいものですよね。自分らしく、少しでも気分が上がるメイクを楽しんでくださいね。