「○○大学病院、皮膚科の医師○○です。患者さまの医療用ウイッグの相談があります」
主治医からの直接のお問い合わせを経てご来店頂きましたTさま。
今お使いのウイッグがなんか不自然でしたね。
ウイッグのカットには資格が必要ないので…
ウイッグの質による髪質の不自然さがひとつ。
裏地もチクチクしておられるとのことでしたね。
あとウイッグのカットがぶつ切りでした…これが不自然さの最大の原因でしたね。
実はウイッグのカットに美容師免許は必要ないわけです。
人ではなくモノをカットするという定義でしょうね。
なのでウイッグショップの店員さんはおそらく美容師ではないでしょうが、
「ココちょっと切っときますね」なんて平気で言えちゃったりします。
今回見せてもらったウイッグも「えっ、そこ切っちゃってるの」って感じでした。
ボリュームを落とすのにそこ切っちゃダメって感じでした。
ウイッグのカットは店長クラスの美容師の仕事です
ウイッグのカットは人の頭皮から生えてる髪と生え方も違いますので特殊なカット技術が必要です。
切り過ぎたら伸びてこないし…
被り方がずれてたら左右が違ったり、深く被るのと浅く被るのでも前髪の位置が違ってきます。
なのでウイッグのカットはしっかり経験を積んだ美容師の仕事であるとつくづく感じます。
ノーカットの長さを生かしたミディアムロング
Tさまのご希望はノーカットの長さを残したナチュラルスタイル。
「美容師さんがカットするとこんなに違うんですね」とのご感想をいただいたので、今日のブログにしてみました。