医療用ウィッグの選び方では、「高額だから自然とは限らない」「仕事や外出など使う場面・着用時間・通気性・重さ・つけ心地・デザインの好み・予算などを検討して選ぶこと」が重要とされています。

また、「治療前は必要ないと思っていても脱毛が始まると気持ちが変わることもあるため、事前に情報を集めておくとよい」とも述べられています。

この内容を踏まえ、一般論も加えて「自分に合ったウィッグを選ぶポイント」を整理します。


1. 医療用ウィッグを選ぶ目的を明確に

抗がん剤治療中の脱毛は一時的ですが、外見の変化は心理的にも大きな影響があります。

そのため、「人前で安心して過ごしたい」「職場復帰時に自然に見せたい」など、自分がどんな場面で使いたいかを考えることから始めましょう。


2. 医療用として認証されているか確認

日本工業規格(JIS)では「医療用ウィッグ」の安全基準が定められています。
この基準に適合した製品は、

  • 通気性や吸湿性が良い
  • 頭皮への刺激が少ない素材使用
  • 有害物質(ホルムアルデヒド等)の含有量基準内

購入時には「JIS適合」または「医療用ウィッグ認証マーク」の表示確認がおすすめです。


3. 素材別の特徴

素材 特徴 向いている人
人工毛(ファイバー) 軽くて扱いやすく型崩れしにくい。価格も手頃。 初めて使う方/お手入れ簡単派
人毛100% 自然な質感で地毛になじみやすい。ただしケア必要。 外出機会多く自然さ重視派
ミックス毛(人毛+人工毛) 両者の長所を併せ持ちバランス良好。 快適さと見た目両立派

素材によって価格帯やメンテナンス方法も異なるため、自分のライフスタイルとの相性で選びましょう。


4. サイズとフィット感

頭囲サイズだけでなく、「装着時の安定感」が重要です。

  • アジャスター付きタイプなら微調整可能。
  • 試着または返品対応ショップ利用で失敗防止。
    きつすぎると頭痛や圧迫感、ゆるすぎるとズレや違和感につながります。

5. 通気性・軽さ

治療中は体温変化や発汗量増加も起こりやすいため、

  • メッシュ構造など通気性重視タイプ
  • 軽量設計(100g前後)
    がおすすめです。「長時間つけても疲れないか」を試着時に確認しましょう。

6. スタイル・カラー選び

専門家監修情報でも、「同じ髪型より“自分によく似合う”ものを探すほうが満足度が高い」とされています。

  • 顔色補正効果:明るめブラウン系は血色よく見える傾向あり。
  • 職場環境:落ち着いたトーンなら自然になじむ。

鏡を見るたび「これなら私らしい」と思えるスタイルこそ最良です。


7. 試着サービス活用

インターネット販売でも「自宅試着レンタル」制度があります。
数日間実際につけてみて、

  • フィット感
  • 色味(室内光/自然光下)
  • 重さ・蒸れ具合
    など確認できます。また病院内相談会でも複数メーカー比較可能です。

8. 助成制度チェック

多くの自治体では医療用ウィッグ購入費助成制度があります(1〜5万円程度)。

申請には領収書提出など条件がありますので、お住まい地域または「がん相談支援センター」で事前確認してください。


9. お手入れしやすさも考慮

毎日使う場合、お手入れ負担も重要です。

人工毛タイプなら洗浄後そのまま形状保持、人毛タイプならブロー仕上げ必要——生活リズムに合わせた選択をしましょう。


10. 心地よさ=最優先ポイント

最終的には価格より「快適さ」「安心感」が決め手になります。

✔ 長時間つけても疲れないか
✔ 鏡を見たとき“自分らしい”と思えるか

この2点こそ、本当に満足できるウィッグ選びの基準です。


【まとめ】

医療用ウィッグ選びでは、

✅ 認証マーク付き製品で安全性確認
✅ 素材・サイズ・通気性を比較検討
✅ 自分らしく過ごせるスタイル重視

そして何より、“あなた自身が心地よく笑顔で過ごせること”。それこそが最良のウィッグ選びと言えるでしょう。