温度と時間の管理で心地よい入浴を
みなさん、こんにちは。抗がん剤治療を受ける予定の方、そしてご家族の皆さま、入浴について悩んでいませんか？
大丈夫です。ちょっとした工夫で、快適で安全な入浴ができますよ。
まずは、お湯の温度と入浴時間がポイントです。お湯の温度は、ぬるめの38～40度がおすすめ。
熱すぎるお湯は身体に負担をかけてしまうので避けましょう。ぬるめのお湯でゆったり浸かると、体への負担も少なく、リラックスできますよ。
入浴時間は10～15分程度が適切です。長すぎると疲れてしまうかもしれません。
短めの入浴を心がけて、のぼせないように気を付けましょうね。
温度計やタイマーを使うのも良いアイデアです。これらを使えば、より快適で安全な入浴ができますよ。
優しい洗い方と保湿ケアで肌を守る
抗がん剤治療中は、お肌が敏感になりやすいんです。だから、洗い方にも気を付けましょう。
強くこすったり、ゴシゴシ洗ったりするのはNG。代わりに、手や柔らかいスポンジを使って、優しく洗いましょう。
まるで赤ちゃんを扱うような優しさで洗うイメージです。
石鹸は刺激の少ないものを選びましょう。泡立てすぎず、泡で優しく包み込むように洗うのがコツですよ。
洗い終わったら、保湿ケアが大切です。全身にたっぷりと保湿剤を塗りましょう。
特に手足や肘、膝などの乾燥しやすい部分は念入りにケアしてくださいね。
保湿剤は無香料の優しいものを選びましょう。入浴後すぐに塗るのがおすすめです。
お肌がまだしっとりしているうちに塗ると、潤いを閉じ込めやすくなりますよ。
リラックス法で心身をケア
入浴は体を清潔にするだけじゃありません。心と体をリラックスさせる大切な時間でもあるんです。
アロマオイルを使ってみるのはどうでしょうか？ラベンダーやカモミールなど、リラックス効果のある香りがおすすめです。
ただし、香りに敏感になっている場合もあるので、最初は少量で試してみてくださいね。
お気に入りの音楽を流したり、ゆっくり深呼吸したりするのも良いですよ。
入浴中は日頃の悩みや不安から少し離れて、自分自身とゆっくり向き合う時間にしてみてはいかがでしょうか。
家族や介護者の方と一緒に入浴を楽しむのも良いかもしれません。おしゃべりしながら、安全に楽しく入浴できますよ。
みなさん、これらの方法を組み合わせて、自分に合った快適な入浴スタイルを見つけてくださいね。
抗がん剤治療中も、入浴を通じて心と体を大切にケアすることで、少しでも快適に過ごせることを願っています。
がんばりすぎず、ゆったりと過ごしましょう。
