医療用ウィッグで自分らしさを取り戻そう

抗がん剤治療を受けることになったあなた。髪の毛が抜けてしまうかもしれないと聞いて、不安になっているかもしれませんね。

でも大丈夫です。医療用ウィッグを使えば、これまでと変わらない自分らしさを保つことができますよ。

医療用ウィッグは、見た目だけでなく、あなたの気持ちも支えてくれる大切な味方です。

ここでは、ウィッグを自分好みにアレンジする方法や、長く使うためのお手入れの秘訣をお伝えします。

自分だけのウィッグに変身させよう

購入したばかりのウィッグ、何となくしっくりこないなと感じることはありませんか?

大丈夫、ちょっとしたコツで、あなただけの特別なウィッグに変身させることができます。

まず必要なのは、家にあるような簡単な道具だけ。ハサミ、コーム、髪留めクリップ、水を入れるスプレー容器、そして手鏡があれば十分です。

カットする前に、ウィッグをしっかり固定することが大切です。

専用のスタンドがあればいいですが、なければハンガーでも代用できますよ。動かないようにするのがポイントです。

長さを調整するときは、首や耳の周りから始めるのがおすすめ。ゆっくり少しずつ切っていきましょう。

一度に切りすぎて後悔しないように注意です。

形を整えるときは、毛先を斜めに切る「スライドカット」という方法がおすすめ。自然な仕上がりになりますよ。

前髪や顔まわりは特に慎重に。鏡を見ながら、あなたの顔の形に合わせてカットしてくださいね。

毎日のお手入れで、もっと素敵に

カットが終わったら、軽くブラッシングして全体を整えます。水を少し吹きかけて自然乾燥させると、よりナチュラルな仕上がりに。

毎日のお手入れも大切です。使った後は専用のシャンプーで優しく洗い、タオルで軽く水気を取ります。

そのあとは風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。

毎日のブラッシングも忘れずに。絡まりを防ぐだけでなく、ウィッグの寿命も延びますよ。根元から毛先に向かって、やさしくとかしていきます。

自分らしさを大切に、前を向いて

医療用ウィッグは、適切なケアをすれば長く使えます。

でも、使い方によっては半年から1年程度で交換するのが一般的。自分に合った交換のタイミングを見つけてくださいね。

ウィッグのお手入れは、最初は少し面倒に感じるかもしれません。でも、自分でケアすることで、ウィッグへの愛着も湧いてきますよ。

それは、自分自身を大切にすることにもつながります。

治療中は大変なことも多いと思います。でも、ウィッグを通して自分らしさを保つことで、少し気持ちが楽になるかもしれません。

家族や友人と一緒に、ウィッグのスタイリングを楽しむのも良いアイデアですよ。

分からないことがあれば、遠慮なく主治医や看護師、ウィッグの専門家に相談してくださいね。

みなさんの治療生活が、少しでも快適になりますように。あなたらしく、前を向いて歩んでいってください。応援しています!