日焼け止め製品の選び方と使用のコツ

みなさん、こんにちは。抗がん剤治療を受ける予定の方、そしてそのご家族の皆さまにとって、日焼け対策はとても大切なんです。

お肌が敏感になっているので、優しい製品選びがポイントになりますよ。

まずは、SPF50+、PA++++以上の高い紫外線防御指数を持つ製品を探してみましょう。

SPFは主に日焼けの原因となるUVB線、PAはシミやしわの原因となるUVA線から守ってくれる力を示しています。

「ノンケミカル」や「ミネラル」と書かれた製品は、お肌に優しいのでおすすめです。

使うときは、顔はもちろん、首や耳、手の甲など、外に出る部分全体に塗るのが大切です。

実は、抗がん剤治療中は頭皮も日焼けしやすくなるんです。帽子をかぶる前に、頭皮にも優しく塗ってあげてくださいね。

そして、忘れずに塗り直しをしましょう。2〜3時間おきか、汗をかいたり水に触れたりした後がいいタイミングです。

こまめな塗り直しが、お肌を守る秘訣なんですよ。

衣類や帽子を活用した紫外線対策

日焼け止めだけじゃなく、お洋服や帽子も味方につけると、もっと効果的に紫外線から身を守れるんです。

まず、帽子は必須アイテム。つばの広い帽子を選ぶと、顔だけでなく首元まで守れて一石二鳥です。

髪が薄くなっている方は、帽子の下にバンダナやスカーフを巻くと、より安心できますよ。

お洋服は、長袖・長ズボンを基本に選びましょう。色は濃い目の方が紫外線をよくカットしてくれます。

最近は、UVカット機能付きの服もたくさん売っているので、そういった製品を選ぶのもいいですね。

手袋やアームカバーも強い味方です。車の運転中や散歩のとき、思わぬところで手や腕が日に当たることがあるので、これらを使うと安心です。

室内での紫外線対策と生活の工夫

実は、お部屋の中にいても紫外線の影響を受けるんです。

窓ガラスは日焼けの原因となるUVB線は防いでくれますが、シミやしわの原因となるUVA線は通してしまうんです。

そこで、おすすめなのがUVカットフィルムを窓に貼ること。これで、お部屋の中での紫外線を大幅に減らせます。

カーテンやブラインドも上手に使いましょう。特にお日様が強い時間帯は、しっかり光を遮るのが大切です。

生活の面では、できるだけ紫外線の強い時間(10時〜14時頃)の外出は控えめにしましょう。

どうしても外に出る必要があるときは、日陰を歩くなど、直接日光が当たらないよう工夫してくださいね。

これらの対策を組み合わせると、抗がん剤治療中の日焼けのリスクをグッと減らせます。お肌の健康を保つことは、見た目の面でも大切なんです。

でも、完全に紫外線を避けるのは難しいので、少しずつ外出する時間を増やすなど、ゆっくりと日常生活に戻っていく過程を大切にしてくださいね。

抗がん剤治療中は体調の変化が大きいので、無理のない範囲でこれらの対策を実践してください。

小さな努力の積み重ねが、あなたのお肌と心の健康につながります。頑張りすぎず、でも諦めず、自分のペースで紫外線対策を続けていってくださいね。

皆さんの治療がうまくいきますように、心から応援しています!