優しく洗う:新しい髪へのいたわり
みなさん、こんにちは。抗がん剤治療を終えて、自毛が再生し始めた方、そのご家族の皆さんへ。
この時期の髪は本当にデリケートなんです。だから、お手入れは「優しさ」がキーワードになります。
シャンプーの時は、指の腹でそっと頭皮をマッサージするようにして洗ってくださいね。
ゴシゴシ洗うのはNG!泡を手のひらで作って、その泡を頭皮に優しくのせるイメージで洗っていきましょう。
すすぎはぬるめのお湯で丁寧に。熱すぎるお湯は頭皮を乾燥させちゃうので避けてくださいね。
タオルで髪を拭くときも、強く擦らずに優しく押さえるだけ。髪が短ければ、自然乾燥もおすすめですよ。
スタイリングと頭皮ケア:新しい自分との出会い
髪が生え始めたばかりの時期って、長さもバラバラで困りますよね。でも、これはむしろチャンス!新しい自分を見つける良い機会なんです。
短い髪でも、ちょっとしたワックスやジェルで遊び心のあるスタイルを楽しめます。
刺激の少ない製品を選んで、つけすぎに注意してくださいね。
髪が少し伸びてきたら、かわいいヘアピンやヘアバンドでアレンジするのも楽しいですよ。
頭皮のケアも大切です。保湿が特に重要なので、アロエベラジェルや無添加のヘアオイルを使ってみてください。
指の腹でやさしくマッサージしながら塗ると、血行も良くなりますよ。
外出するときは、帽子やスカーフで頭を守りましょう。紫外線対策は室内でも大切。
髪の生え際に日焼け止めスプレーを軽く吹きかけるのがおすすめです。
髪の長さ調整と道具選び:成長に合わせたケア
髪が伸びてきたら、長さの調整が必要になります。
プロのヘアスタイリストに相談するのが一番安心ですが、自分でトリミングする場合は、専用のハサミを使って、少しずつ慎重に行ってくださいね。
ブラッシングには、柔らかい豚毛のブラシか、広い歯のコームがおすすめです。
髪が絡まりやすい時期なので、根元から毛先に向かって、優しくとかすのがコツですよ。
パーマやカラーリングは魅力的ですが、もう少し待ちましょう。今の髪はまだ繊細なので、少なくとも6ヶ月は自然な状態で育てるのがベストです。
最後に、髪の状態は日々変化します。驚くこともあるかもしれませんが、それは回復の証なんです。
焦らず、ゆっくりと自分のペースで新しい髪との付き合い方を見つけていってくださいね。
困ったときは、医療スタッフやアピアランスケア(外見ケア)の専門家に相談するのもいいですよ。
あなたらしさを大切に、新しい髪との関係を楽しんでいってください。きっと素敵な発見がありますよ!