2018年7月定例会(7/14)報告です
講演会:自分が望むお金の使い分けとは ~先進医療についても考えよう~
つじもとFP事務所代表 辻本由香氏
参加は25人でした。標準治療と先進医療の意味。
先進医療とは具体的に何なのか。
治療費をおさえるための制度や各種保険について。
など、医療機関とは違った位置からの辻本さんの話しは、とても興味深いものでした。
がんという病に使われる標準治療。
その単語に与えられた本当の意味、先進医療に莫大な費用がかかる現実を教えていただき、交流会へ続く糸口をたくさんもらいました。
『大切なのは自分だけで決めずに、家族と話をすることです』という言葉に対して宮本代表が感じことを、交流会で投げ掛けました。
『数百万円もかかる治療は要らない』というのが自分の本心。
その時に可能性にかけて高額治療を希望する家族・・・さて互いにどんな言葉で相手を説得すればいいのでしょうか?
そこにある家族への 《思いやり》と《情》
『その二つを結ぶ言葉はどこにある?』・・・薄っぺらい正解など存在しない、答えなき道。参加者で探しました。
それにしても、なぜ死ぬことにこれほどのお金が必要になるのでしょうか。
何百年も何千年も続いている歴史の中で数えきれない人が逝っているのに、今の日本は「いのちの終わりにお金を心配する」という、風が吹いている。
《進化と呼ばれる魔物》の中で、私達は何か落とし物をしてきたのかもしれません。
全体交流会の中での意見
・高額医療制度は頼りになる制度だが、将来の破綻が心配という声
・治療や食事を望まない親を叱る自分。何が良いのか分からなくて辛いという声をきっかけに、「親を大事にするとは、どういう事か?」という問い。
正解は分からずとも、患者、家族、遺族、医療者・・・
立場を越え、今、私達の目の前にある問題を皆で真剣に考えた空間でした。
がんにまつわるお金のこともご相談ください
大事なことはどれだけの情報を持っているか、だと思っています。
僕の知っていることはすべてお伝えしますし、辻本先生に直接相談することも可能です。
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