しびれ(末梢神経障害など)の対策
1) まず大事なこと(受診・相談の目安)
しびれは抗がん剤の副作用として起こり、程度によっては抗がん剤の量を調整したり治療を休止したりすることがあるため、生活への影響があれば担当医・看護師・薬剤師に相談するよう示されています。
2) 生活上の工夫(症状を和らげる/事故を防ぐ)
- 血行をよくする:ゆっくり入浴、マッサージ、指先を動かす
- 転倒・けが予防:段差に注意、滑りにくい靴、夜間照明、熱い物や刃物の扱いに注意(感覚が鈍いとやけど・けがに気づきにくい)
- 手先が使いにくい時:太い柄のスプーン、滑り止め、ボタンエイドなど自助具の利用
※「効果的な対処法は現在のところない」とされているため、無理に我慢して悪化させないことが重要です。
むくみ(浮腫)の対策
むくみは原因が幅広く、がん治療中では、薬剤(ステロイド等)、低栄養・低アルブミン、貧血、感染、静脈血栓、心・腎・肝機能、リンパ浮腫(手術や放射線後)などが関係します。原因で対策が変わるため、まずは見極めが大切です。
1) 早めに連絡したい「危険なむくみ」
- 片脚だけ急に腫れて痛い/赤い/熱い(血栓の疑い)
- 息切れ、胸痛、急な体重増加、顔のむくみ
- 発熱、強い痛み、皮膚の赤みが広がる
- 尿量が極端に減った
2) 日常でできる基本
- 挙上:足のむくみは、座る/横になる時に足を心臓より少し高く
- こまめに動かす:足首回し、かかとの上げ下げ、短い歩行で筋ポンプを使う
- 長時間同じ姿勢を避ける:デスクワーク中は定期的に立つ
- 皮膚ケア:乾燥・傷を避け、清潔に(リンパ浮腫や感染予防にも重要)
- 塩分のとり過ぎを控える:心不全・腎機能が絡むむくみでは特に影響しやすい
- 弾性ストッキング/スリーブ:原因(静脈性/リンパ性)と適合サイズが重要なので、自己判断より医療者に確認してから
3) 治療で行うこと
原因により、利尿薬調整、栄養介入、原因薬剤の見直し、血栓評価、リンパ浮腫なら専門的な圧迫療法・運動・ドレナージ指導などが検討されます。
※実際に最適な対策は「どこが・いつから・どの治療中に・左右差はあるか」で変わります。
しびれとむくみが同時にある場合、薬剤や全身状態の影響も考えるため、治療内容(抗がん剤名、手術・放射線の有無、症状の部位と程度)を踏まえて医療チームに共有してください。















