抗がん剤治療や脱毛症など、急な脱毛に直面したとき、多くの女性が抱える不安のひとつが「ウィッグ(かつら)」のことです。
「どれを選べばいいの?」「周りにバレない?」「高い買い物だから失敗したくない」
……そんな悩みを持つ方へ、医療用ウィッグ専門家や愛用者の声を反映した、失敗しない選び方のガイドをお届けします。
1. 医療用ウィッグとファッションウィッグの違い
まず知っておきたいのが、一般的なファッションウィッグとの違いです。医療用ウィッグは、長時間の着用やデリケートな頭皮の状態を考慮して設計されています。
- 自然な仕上がり: アンベリールによると、医療用は髪を1本ずつ手作業で植える「総手植え」が主流で、つむじや毛流れが非常に自然です。
- 肌への優しさ: 裏側のベースネットが柔らかく、脱毛で敏感になった頭皮を傷つけにくい素材が使われています。
- 安心の認証: 日本毛髪工業協同組合が定める「Med・ウィッグ(M.Wig)」マークの有無を確認すると、安全性の目安になります。
2. 髪質(毛材)の選び方:メリットとデメリット
髪質は見た目と手入れのしやすさに直結します。主に3つのタイプがあります。
- 人毛100%:
見た目が最も自然で、自分の髪のようにドライヤーやアイロンが使えます。一方で、スヴェンソンなどの情報によると、価格が高めで、洗うたびにセットが必要という手間もあります。 - 人工毛(ファイバー):
軽量で安価。形状記憶加工がされているため、洗ってもスタイルが崩れにくいのがメリットです。ただし、特有のテカリが出やすい場合があります。 - 人毛ミックス:
人毛の自然さと人工毛の扱いやすさを兼ね備えた、最も人気の高いタイプです。
3. サイズ選びの重要性と測り方
ウィッグのサイズが合っていないと、ズレや頭痛の原因になります。脱毛が進むと頭囲が変わるため、ワンステップが推奨するように、生え際から耳の上、盆の窪(うなじのくぼみ)を通るようにメジャーで正しく計測しましょう。アジャスター付きのものや、サイズ調整のアフターサービスがあるメーカーを選ぶと安心です。
4. 価格の相場と予算の考え方
医療用ウィッグの価格は幅広く、用途に合わせて選ぶのが賢明です。
- 既製品(約3万円〜10万円): 通販などで手軽に購入でき、リネアストリアやアクアドールなどが人気です。
- セミオーダー(約10万円〜): 既製品を自分の顔立ちに合わせてカットします。
- フルオーダー(約40万円〜): 頭の形から髪質まで全てパーソナライズします。
自治体によっては購入費用の助成金制度があるため、事前に住んでいる地域の制度を確認しましょう。
5. アフターフォローとメンテナンス
ウィッグの寿命は一般的に半年から1年程度と言われています。
使い続けるうちに毛の絡まりや退色が起こるため、カットやコーティング、修理などのアフターケアが充実している店舗を選ぶことが、長く快適に使うコツです。
使い続けるうちに毛の絡まりや退色が起こるため、カットやコーティング、修理などのアフターケアが充実している店舗を選ぶことが、長く快適に使うコツです。
まとめ:納得のいく一つを見つけるために
医療用ウィッグは、単なる「髪の代わり」ではなく、前向きに毎日を過ごすためのパートナーです。
できれば購入前にサロンで試着をし、重さや肌当たり、鏡に映った自分の印象を確認してください。自分にぴったりのウィッグがあれば、外出やおしゃべりがもっと楽しくなるはずです。
できれば購入前にサロンで試着をし、重さや肌当たり、鏡に映った自分の印象を確認してください。自分にぴったりのウィッグがあれば、外出やおしゃべりがもっと楽しくなるはずです。
















