がん薬物療法や放射線治療に伴う皮膚の色素沈着、ざ瘡様皮疹(にきび様の発疹)、手足症候群(手のひら・足の裏の発赤や腫れ)への対応として、
早期からのケア(保湿・保護)、刺激や紫外線を避けること、症状が出たら皮膚科受診やステロイド外用薬が必要になることがある点、
市販保湿剤の選び方(尿素・乳酸は刺激になり得るため避ける)などがあります。
皮膚変化の対策(がん治療中)
1) 症状が出る前・軽いうちからの基本:保湿
- 皮膚トラブル予防には保湿が大切です。
- 市販の保湿剤でも構いませんが、選ぶときは尿素や乳酸など、刺激になり得る成分が入っていないものが望ましいです。
2) 皮膚を守る:刺激と紫外線を避ける(保護)
- 放射線を当てた部位や薬物療法中の皮膚は刺激を受けやすいので、こすらない・刺激を避けることが重要です。
- 日傘・帽子を使い、必要に応じて**紫外線吸収剤を含まないサンスクリーン剤(日焼け止め)**で紫外線対策をします。
- 水仕事はゴム手袋で保護します。
3) 色素沈着(黒ずみ)が気になるとき
- 色素沈着は炎症が関与することも多いため、強くこするなどの刺激や日焼けを避けます。
- 見た目が気になる場合は、ファンデーションやコンシーラーなどでカバーできます(あざ・やけど隠し用の製品もあります)。
- ビタミンCやハイドロキノン等の美白剤は、がん治療による色素沈着に有効かどうか明らかではありません。
4) ざ瘡様皮疹(にきび様のぶつぶつ)・手足症候群が出たとき
- これらの症状が出た場合、皮膚科医の診察を受け、状況によってはステロイド外用薬などの治療が必要になることがあります。
- その際は医療者の指示を守ることが重要です。
5) 迷ったら早めに相談
皮膚の変化が気になる/新しい症状が出た/ケア方法が分からないときは、まず主治医や看護師に相談することが勧められています。















