がん患者の女性を美容の力でサポートする活動をされている赤木さんと岩岡さんのプロジェクト。
お二人の情熱や想いに共感し、2年半前からふくりび医療用ウィッグを取り扱う仲間として参加させていただいております。
こういう活動が広がればいいなと思っています。僕も応援させていただいております。
がん患者が美容のちからで、自分らしくあり続ける場所を東京に。
■ がん治療の副作用で多くの患者さんが本当に辛かったと言われるもの、それは「髪が抜ける」などの外見の変化だということをみなさんは知っていますか?
2人に1人ががんになるといわれる時代。
仕事をもちながら、がん治療の通院をしている方は、全国に約32.5万人。社会生活を続ける上で、化学療法などの副作用による外見の変化に悩む患者さんたちが多くいらっしゃいます。
医療機関が発表している「治療に伴う身体症状の苦痛調査」での話では、乳がん患者の場合の苦痛 TOP20では、脱毛などの外から分かる身体症状が20項目中12項目。
なんと、痛みもかゆみも伴わない、眉毛やまつ毛の脱毛など、外見に現れる副作用が、苦痛に感じることの60%を占めるのです。
これまで医療者が注目してきた口内炎や発熱・便秘などよりも苦痛度が高いということが明らかになっています。
副作用によって髪や爪、肌などの外見に出てくる“変化”に対して、「今までの生活を取り戻す」ためのサポートをする場所が必要なのです。
NPO全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)は、アピアランスサポートセンターあいちにて、人毛100%でパーマ・カラーも今まで通り好きなようにできる医療用ウィッグ(かつら)など、病気の副作用で失ったものを取り戻すお手伝いをしてきました。
がんになっても、外見が理由で、外に出ることをためらわずにいられるように。ライフイベントや自分の人生をあきらめないでいられるように。
誰もがその人らしく美しく過ごせる社会を目指して、今回、がん患者さんのための美容室として、アピアランスサポートセンターTOKYO (以下、あぴサポTOKYO) をみなさんと一緒にオープンさせたいと思います。
▼アピアランスサポートセンターTOKYOのコンセプト動画です。ぜひ御覧ください。
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